[総括]
3年余に及んだ新型コロナウイルス禍がようやく収束する方向が見え、社会活動も平常化してきました。しかしロシアによるウクライナ侵攻が1年を超えて長期化、そうした影響から各分野で物価が上がり経済社会情勢は不安定になっています。当会ではこの1年間も前半の活動はコロナ禍で制限され、通常総会は3年続きで書面審議となり、各種部会も中止が続きました。しかし秋の集いは3年ぶりに開催でき、ふるさと上田では夏の千曲川大花火、上田真田祭りは秋に開催され、久しぶりの賑わいとなりました。みどり大根やリンゴの販売あっせん、東京でのふるさと産品支援の呼びかけなど、できる限りの活動を進めました。会員交流ではカラオケ部会が再開されました。
【各項目】
1.会員の動向―正会員628人(うちふるさと会30人)準会員341人。正会員は前年度比37人減となった。高齢による退会の申し出や会員の逝去が増える一方で、コロナ禍のため入会勧誘のPRができなかった。
2.諸会議―5月に予定した総会は書面による審議で実施したが、理事会は7月、9月、11月、3月の4回、コロナが小康状態の時期を狙って実施することができた。また、相談役会を3年ぶりに実施、真田町の会との統合問題などについてご意見を聞いた。諸会議の開催の可否や各種イベントへの対応などを決める正副会長らによる役員会は13回開催、連絡を密にした。
3.会報発行―2021年4月、8月、2022年1月の計3回、通常通り発行した。ふるさと上田の状況や、会員動向などの紹介に努めた。会員便りが好評だった。
4.信州うえだ東京の集いー3年ぶりとなる「秋の集い」を10月7日(金)夜、浅草ビューホテルで開催した。土屋市長、蜻商工会議所会頭、眞島JA信州うえだ組合長、小林市議会議長ら上田関係の来賓29人、井出、神津両衆院議員、羽田参院議員ら東京関係の来賓17人、会員関係76人、計122人が参加。コロナを経過して3密を避け例年より小規模だったが、黒坂黒太郎さん夫妻によるコカリナ演奏、シュウミンさんの二胡演奏、上田笑楽会の仲間を含む櫻川梅笑一門の江戸芸かつぽれと、うたごえ喫茶「ともしび」の飛び入り参加もあって大変に盛り上がった。テーブル席の人数を抑え、料理も個別にしたため会計は大幅な赤字となったが、久しぶりの顔合わせとあって参加者には大満足して頂けた。
5.各種取り組み
(1)上田真田まつり、うえだみどり大根収穫と別所温泉支援の旅(11月6日〜7日)上田真田まつりは初めての秋の開催。紅葉まつりの最終日に合わせ、上田城跡公園で祭りを開始、市内中心部を真田の武者行列が練り歩き、市民の喝采を浴びた。当会から上田笑楽会と合同で江戸芸かつぽれ連が参加、山嵜会長ら役員、ふるさと会員ら10数人が応援した。この日午後には生島足島神社で例年通りうえだみどり大根を奉納、市農政部長、JA信州うえだ組合長らにも参加して頂いた。夜は別所温泉に9人が宿泊。翌日は松茸山での昼食を味わい、買い物をしてふるさと支援を楽しんだ。
(2)千曲川大花火大会(8月5日)コロナの影響が懸念されたが、上田商工会議所
実行委の英断で全国に先駆けての実施となった。当会から18人が参加、久しぶりの大花火を大いに楽しんだ。19年秋の台風で荒れた千曲川河川敷の様子が心配だったが、実行委の皆さんをはじめとする市民ボランティアの会場整備ぶりに敬意を表したい。
(3)上田みどり大根、信州リンゴの販売あっせん活動(11月上旬)。JA信州うえだ、上田の生産者組合と協議して当会の主要会員約100人にチラシを送り、販売のあっせんを進めた。10月下旬には東京・学芸大前駅での上田市フェアの開催をPR、10月30日には練馬区石神井公園駅近くに信州上田物産館「UEDA NERIMA BASE」が開館、会員にPRした。
(4)屋形船で忘年会(11月18日)「秋の集いの反省会」を兼ねて、浜松町「縄定」で屋形船に25人が乗船、お台場沖に乗り出して忘年会を楽しんだ。
(5)関係団体との交流―
(ア)「米熊・慎蔵・龍馬会」の歴史探訪への参加(10月22日〜23日)伊豆下田への旅に山嵜会長が参加、交流を深めた。
(イ)東京丸子会の解散(9月25日)創立40周年になる東京丸子会が会員の減少、
高齢化の波に逆らえず解散総会を開催。山嵜会長、成田副会長、宮島専務理事の3人が出席し、解散を惜しむとともに長年苦労された土屋博会長の労をねぎらった。
(ウ)東京真田町の会(10月30日)、東京小諸会(11月12日)との交流
(エ)赤松小三郎研究会との交流(12月10日)上田高校関東同窓会の赤松研究会が主催する講演会に参加。同研究会は赤松小三郎が日本近代化に果たした役割を地道に粘り強く調査し、PRに努めている。
(オ)うたごえ喫茶「ともしび」との交流。当会砂子澤監事が窓口となり、秋の集いを盛り上げて頂いたお礼を含め、ともしびのオープンを祝い6人で激励会を実施した。
6.各部会の活動―例年活発に続けてきたカラオケ部会は7月16日(土)に再開、9月17日には厳しい状況にも関わらず15人が参加して久しぶりに盛り上がった。しかし10月からはコロナ第8波で中止、令和5年3月に再開した。ゴルフ部会、春秋に予定される上田サロンはすべて中止になった。
7.ふるさと出身芸能人支援―落語家三遊亭鬼丸師匠の独演会、立川談慶師匠の浅草東洋館、歌手月影瞳さん、山口のり子さんの小規模コンサート、中澤公子さんのオペラ、土屋邦子さんの能公演、女優土屋貴子さんの映画出演応援、バイオリニスト中澤きみ子さんの50周年コンサート、上沢美咲さんの前進座公演、長瀬ゆきさんのシャンソン公演などを会員にPRし、応援参加した。
(以上)
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