鈴木敏文さん講演
「信州うえだ東京の集い」

  10月12日(金)173人が集う

 

 「信州うえだ東京の集い」は10月12日(金)午後5時から浅草ビューホテル4階宴会場で開催され、来賓、会員、ゲストなど173人が参加した。第1部はセブン&アイ・ホールディングス名誉会長の鈴木敏文氏が講演し、第2部は歌手の岩田美智子さんが熱唱、第3部はご来賓からのお祝いの言葉のあと、茅野文義さんのギター伴奏により参加者が懐かしの歌を合唱した。

 司会は荻原由枝副会長と中澤公子理事が行い、最初に実行委員長の市川勝彦副会長は「みんなで楽しくやりましょう」と挨拶し、「鈴木さんは上田会に3回ご講演いただいた」と紹介。鈴木さんは「3回も来たかな」と言いながらも、セブンイレブンを立ち上げた時の苦労話や日常の活動で、「過去のビッグデータは役に立たない、変化の時代には人間の心をどうやって刺激するかが大切」などと講演した。鈴木さんは平成9年と24年、今回で3回目です。第2部は松倉久幸顧問の歓迎の言葉の後、岩田さんは「真田丸放映に向け各地を回り、署名を集めた」とのメッセージを寄せ「真田のおんな旅」などを熱唱した。

 小休憩のあと第3部で山嵜会長は「本会は設立22年を迎えた。上田との交流、親睦、情報交換を行い、長く続くことを願っている」と挨拶。4月に新市長となった土屋陽一市長は「市民の力をお借りし、皆様と共感する市政を進めたい。菅平アリーナがオープンした。来年のラグビーW杯でイタリアチームが来る」と報告。裄V憲一郎商工会議所会頭は「今夏、金足農業高校が盛り上がった。校歌は岡野貞一作曲で長野では下高井戸農、松本深志、小諸商、上田東、上田高校の5つがある。時代に合わずに歌われない曲もあるが大切な校歌を残してほしい」。坂下隆行JA信州うえだ組合長は「最近の農業はIT化が進み、トラクターもオペレーターが乗っているだけ、雑草もロボットが刈ってくれる。都会の若い人も上田に来てほしい」と要望した。

 今回初めて出席した服部征夫台東区長は「60年くらい前の3代区長は長野出身だった。上田市の池波正太郎真田太平記館は20周年になるが、台東区の記念文庫は平成18年に姉妹館提携をした。今年は江戸から東京になった150年の節目で、区は江戸ルネッサンス元年と位置付け、歴史、文化、芸能を生かしたシティプロモーションを展開している。松倉会長には大変お世話になっている」と取り組みを紹介した。引き続き小林隆利市議会議長の乾杯で懇談に移った。

 今回は芸能系の参加者が多く常連の三遊亭鬼丸さん、山口のり子さんをはじめ、立川談慶師匠、元宝塚の月影瞳さん、元東京ロマンチカの岡たつやさんらが、江戸芸かっぽれの前に盛り上げてくれた。

 その後、ギタリスト茅野文義さんの伴奏で懐かしの歌を合唱した。舞台上は最初、中澤さんと茅野さんの2人だけだったが、会長、市長、組合長など徐々に増え16人となった。
 最後に信濃の国を歌ってお開きとなった。


市川勝彦・実行委員長

鈴木敏文氏

司会と実行委員長

山嵜齋明・東京上田会会長

土屋陽一・上田市長


裄V憲一郎・上田商工会議所会頭


坂下隆行・JA信州うえだ組合長

服部征夫・台東区長


小林隆利・上田市議会議長乾杯


岩田美智子さん
 


熱心に講演を聞く出席者


懐かしの歌の数々を歌う