∇平成29年度事業計画要旨

 (2017.5.25通常総会)

【概況】
 大河ドラマ『真田丸』の放映により信州上田の知名度が大きく上がり、観光客も大幅に増えたが、今年度はこの知名度を生かして人気をどう定着させていくかが問われる1年になる。上田市では大河ドラマ館の後に引き続き4月から「甦る上田城」展示を展開するが、当会もリピーター客の動員に協力していく。また2019年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪に向けた海外からの練習拠点の招致にも協力するほか、近代の養蚕業の遺産や豊かな自然環境のPRなど「アイ・ラブ・ウエダ」を合言葉に観光振興に一層協力していく。会員の懇親機会を増やし、各部会の活動を通じ各高校同窓会などに向けて中堅・若手の会員数の拡大に努める。東京丸子会、真田町の会との協力関係を深めるとともに在京各ふるさと会との連携も強めていく。
A.活動の重点目標
1.ふるさと上田の観光施策に協力し、PR活動を展開する。
2.「ふるさと交流の強化・拡大」 上田市の文化事業を紹介し、文化活動や観光振興に協力していく。「上田法人会」「赤松小三郎顕彰会」「米熊・慎蔵・龍馬の会」などの民間団体との交流を強める。新生の公立「長野大学」の発展にも協力したい。
3.「うえだみどり大根」収穫祭や千曲川花火大会などふるさと交流活動を継続し、参加者を増やしていく。また、地元農産物あっせん活動を引き続き強化していく。首都圏の物産展などへの参加を会員に呼びかける。
4.新設の「上田サロン」をはじめ様々な分野で会員が交流できる機会を作り、イベントや研修会を設定していく。丸子会、真田町の会との交流強化に努める。
5.ふるさと納税の目的に上田の先人を顕彰する「上田先人館」(仮称)の設立を盛り込むよう引き続き運動を強める。

B.具体的な事業計画
1.秋の集いへの参加者拡大
秋の「信州うえだ東京の集い」を盛り上げ、在京各ふるさと会会員にも参加を呼び掛ける。楽しい懇親の機会として参加者を増やす。

2.ふるさとイベントへの参加機会拡大、観光振興への協力
@4月の「上田真田まつり」への会員の参加を呼びかける。上田のかっぽれ連笑楽会に協力し活動を盛り上げる。
A上田の夏祭り、「信州上田千曲川大花火大会」や「ジャガイモ掘りツアー」への参加者拡大。新たな会員への参加呼びかけを進める。「上田わっしょい」への参加拡大を目指す。
B秋の「うえだみどり大根」収穫祭とリンゴ狩りへの参加者拡大 。
C丸子、真田、武石各地域出身者との交流の拡大、懇親機会の設定 。
D上田法人会や上田の民間団体との連携をさらに深める。
E信州上田フィルムコミッションとの連係を強め、PRに協力する。

3.上田発農産物のブランド化促進と販売斡旋への取り組み 
うえだみどり大根など農産物のブランド化と販売あっせん活動を強化する。首都圏での上田特産物の展示販売活動に協力する。

4.「ふるさと寄付金」などへの取り組み強化
「ふるさと納税」の趣旨を会員に周知させ、広報活動を強めてふるさとへの貢献を呼びかける。山極勝三郎、赤松小三郎、三吉米熊ら上田の先人を顕彰する「上田先人館」設立を目的としたふるさと納税の実現を働きかけていく。

5.組織拡大と協調に向けた活動
@50代以下のふるさと出身者に会員への登録やPR活動を強化するとともに、準会員の整理を進める。また会の活動に対する要望をアンケートなどで把握し、会員の希望に沿った活動を展開していく。特に在京の各高校同窓会への働きかけを強める。
A丸子、真田の各ふるさと会との連携を強め、イベント交流への参加呼びかけ、役員レベルのコミュニケーションを密にしていく。また、青木、東御、長和、小諸など近隣の各ふるさと会とも協力関係を強める。
B会員の交流会、懇親会、研修会などを増やし、楽しむ機会を増やす。
C30代までの若手に就業機会の紹介や交流機会を設定し、青年部会の設立などを通じて会への加入を目指す。

6.会報の充実と事務局体制強化
@会員の活動に紙面を多く割き、楽しい会報を目指す。
A広告・協賛の態勢など、会員や企業に具体的な協力を呼びかけていく。
B事務所を交流の場として各種会合の利用拡大を図る。
Cホームページの充実とネットによる交流活動の強化に取り組む。

7.各部会活動の充実
@「上田サロン」−企業や各種施設の見学を盛り込み、魅力ある懇親の機会を作り、会員交流を深める
Aコスモス会−見学会など女性会員に魅力ある交流の機会を設定していく。
Bカラオケ部会−毎月1回の第3土曜日の例会への参加者が楽しく交流している。若い層にも参加を呼びかける。会員拡大を進める。
Cゴルフ部会−春と秋の2回、真田町の会と合同ゴルフコンペを開催。新しいメンバーも増えており会員拡大につなげていく。丸子会の仲間にも参加を呼びかける。
D旅倶楽部−首都圏の歴史散歩の会など歩く会を組織し、参加を呼びかける。
『真田丸』に関連した旅の企画も検討する。懸案のベトナム旅行については参加希望者の把握に努め実現を図る。
E江戸芸かっぽれ愛好会−櫻川梅笑師匠の指導による上田笑楽会との連携、協力活動を強めていく。
Fオペラ歌手中澤公子さん、歌手岩田美智子さん、山口のり子さん、落語三遊亭鬼丸師匠、立川談慶師匠、前進座上沢美咲さん、女優土屋貴子さん、バイオリニスト中澤きみ子さん、コメディアン・ブッチー武者さんら芸術・芸能・文化界で活動するプロを応援していく。ボランティア活動への協力も進める。

(以上)