《平成29年度事業報告》

(2018.5.25通常総会)

[総括]
 NHK大河ドラマ『真田丸』の放映が終わり、上田地域への観光客もかなり減ったが、上田の知名度は大きく首都圏でも真田の話題が続いた。当会は上田市への協力を引き続き強め、真田まつりをはじめとしたイベントや観光振興への協力、地産農産物のあっせん活動、雹害にあったリンゴなど果実の販売あっせん、ふるさと納税の推進などの活動を行った。特に雹害果実については多くの会員が強い関心を寄せて購入に協力、また当会が推進した地産ブランド「うえだみどり大根」は首都圏でも知名度を高めてきた。
 会員交流と懇親の関係では、秋の集いをはじめとした親睦交流を続けた。上田法人会や「三吉慎蔵・龍馬の会」など上田市の団体との交流も活発に行った。高齢化による会員の退会や定年延長などに伴う新規会員の伸び悩みが続いており、各高校の同窓会、各ふるさと会、長野県人会との連携を強めて会員増強を目指すことが課題になっている。

1.会員の動向―正会員755名(うちふるさと会員40名、賛助・維持会員14名)、準会員495名。亡くなった方や高齢による退会の申し出による微減が続き、前年度に比べ34名減となった。会費未払いの準会員の整理を今期も80人近く進め、規模の適正化を図った。社会的に65歳までの定年延長などが響き、どこのボランティア組織も会員の減少が課題になっているが、上田出身の各高校同窓会への働きかけを強めて会員増を図る必要がある。

2.諸会議―総会1回、秋の集い1回、理事会4回、実行委員会2回、正副会長会議8回。正副会長会議により年間の活動を活発化させ、各団体や会員交流を展開させた。一方で会の活動への理事の参加が鈍くなっており、活性化が求められる状況だ。

3.会報発行―3回(62,63,64号)。広告減は依然悩ましいい状況にあるが、定期的に広告を維持してくれる協力企業には感謝している。会報の発送に当たり、上田地域の果実の雹害に対する協力呼びかけのチラシや上田市のふるさと納税チラシを会員・準会員ら約1200人に配布。雹害に対する会員らの協力がJA信州うえだなどから感謝された。
4.「信州うえだ東京の集い」―29年10月27日(金)、浅草ビューホテルで開催。招待者含め176人が参加。第1部では当会会員の落語家、三遊亭鬼丸師匠が登場して会場を和ませ、第2部では同じく会員の歌手山口のり子さんが美声を披露、最後は恒例の江戸芸かっぽれと県歌「信濃の国」で大いに盛り上がった。

5.交流イベントへの取り組みなど
 (1) 上田真田まつり(4月29日)。梅后流江戸芸かっぽれ連は真田まつりに上田笑楽会メンバーと併せ約60人規模の参加となり海野町を中心に踊りを披露した。上田城跡公園での式典には役員を中心に4人が参加した。
かっぽれ連の参加は前年まで1泊2日のバス旅行で続けてきたが、バス代の高騰や参加者の高齢化などから安全を考慮して日帰りに変更、別所温泉への宿泊は10数人にとどまった。
 (2)信州上田千曲川大花火大会とジャガイモ掘りツアー(8月5日)昨年に続きジャガイモ掘りと花火大会への参加を8月5日の1日で行うこととし、ジャガイモ掘りには地元組と合わせ14人が参加。上小森林組合のご協力を得て信州うえだファームの畑でジャガイモ掘りを実施。青木村の「リフレッシュパークあおき」や国宝大法寺見返りの塔などを訪ねた。同夜の千曲川花火会には会員ら18人が参加。商工会議所から5マス購入し千曲川畔での花火打ち上げを堪能した。これより先の7月30日には「上田わっしょい」に江戸芸かっぽれ連が参加、例年通りまつり審査員を出張させ協力した。
 (3)うえだみどり大根収穫祭(10月29日)東京での秋の集いの翌日に上田市の地産地消推進グループが塩田地域で初めての収穫祭を企画していたため、当会からの参加は6人と少なかった。土砂降りの雨の中での開催となったが地産地消グループ幹部と交流、その後生島足島神社で恒例の大根奉納を行った。
 (4)「上田法人会」「赤松小三郎顕彰会」「米熊・慎蔵・竜馬の会」に協力し、上田の民間団体との交流を深めた。 

6.農産物の特産化促進とあっせん―地元上田の農家が5月に雹害にあい、JA信州うえだからの要請を受けて会員に協力を呼びかけ、多くの会員や協力者から購入の申し込みがあった。また信州上田ファームと協力、ネットによる「ふるさとフレッシュ便」販売を継続して促進した。首都圏各地での上田農産物の販売活動についてもPRした。

7.在京各ふるさと会との交流―丸子会、真田町の会、長和会、青木会、東御市の会、小諸会などと交流活動を活発化した。真田町の会とはゴルフを合同で実施している。長野県人会の会合などへの参加も恒例化した。

8.各部会の活動
 @カラオケ部会 毎月1回、約20人が毎回赤羽の会場で楽しんでいる。
 Aゴルフ 春のコンペを真田町の会と合同で約18人が参加。秋のコンペは台風のため中止された。
 Bコスモス会 11月20日に上田会事務局で8人が参加して「アロマ液づくり」を楽しんだ。
 C三遊亭鬼丸後援会 内幸町ホールで開かれる「鬼丸独演会」を後援。上野鈴本演芸場や浅草演芸ホールでの公演にも応援参加している。
 Dカラオケ部会に参加している歌手岩田美智子さん、山口のり子さんの応援。上田観光大使・野村美菜さんの応援など。
 E会員のオペラ歌手中澤公子さん、前進座「上沢美咲後援会」、バイオリニスト中澤きみ子さん、女優土屋貴子さんらの応援など。

(以上)