《平成27年度事業報告》

(2016.5.25通常総会)

[総括]
 
創立20周年記念事業の最後を飾る記念誌「あい・らぶ・うえだ」(A4版、204ページ)を10月に800部発刊、上田市はじめ各機関、会費納入会員や秋の集いの参加者などに配布し、各方面から高い評価を得ることができた。28年1月から始まったNHK大河ドラマ『真田丸』は期待に違わぬ展開で、視聴率もまずまず、ふるさと上田への観光客も大幅に増え、北陸新幹線延伸に伴う空洞化の恐れはひとまず杞憂となり慶賀すべき状態である。当会は上田市との協力を引き続き強め、真田まつりをはじめとしたイベントや地産農産物のあっせん活動、ふるさと納税の推進などの活動を行った。
 会員交流と懇親の関係では長年続けてきた異業種交流部会が会員の高齢化と参加者の減少で休止する事態となった。上田法人会との交流は続くが、今後、新たな会員交流の場を模索していく必要がある。新規会員の拡大に向け各方面に働きかけるとともに、懸案だった長野県人会にも加入し各ふるさと会との連携をさらに深めてきた。

1.会員の動向
―正会員820名(うちふるさと会員43名、賛助・維持会員14名)、準会員624名。亡くなった方や高齢による退会の申し出による微減が続き、会費未払いの準会員の整理を100人近く進めた。

2.諸会議
―総会1回、記念の集い1回、理事会4回、実行委員会2回、正副会長会議10回。このほか、記念誌編集の関係会議を随時開き、実務作業を強化した。
 通常総会では特別決議として「ふるさと納税で『上田先人館』建設推進を目指そう」を採択した。関係各方面にこの決議を送り、運動の推進を訴えた。また、長年の懸案だった長野県人会に会としての加入を決め、7月に入会した。

3.会報発行―
3回(56,57,58号)。広告減が厳しい状況にある。会報の発送に当たり、上田市のふるさと納税チラシや「真田丸大河ドラマ館案内」を会員・準会員ら約1500人に配布。ふるさと納税や大河ドラマ館の宣伝にはメールによる会員など約500人への連絡も行った。

4.「20周年記念秋の集い」
―27年10月30日(金)、浅草ビューホテルで開催。招待者含め206人が参加。第1部では大河ドラマ放映決定に因み女流講談師、神田蘭さんの「真田幸村」の講談。第2部では前年に続き別所温泉の宿泊補助券やマヨネーズ、三遊亭きん歌師の落語鑑賞券などのくじ引き、信州うえだファームの協力によるうえだみどり大根と信州りんごの配布などを行い、盛り上がった。最後は恒例の江戸芸かっぽれと県歌「信濃の国」で閉幕した。

5.記念誌「あい・らぶ・うえだ」の刊行
―26年度からの継続事業として編集委員による作業を進め、6月から本格化。20年間の会報からの主な企画や会員のコラム、活動状況などを取捨再編して10月に800部を印刷。秋の集いに参加した全員と会費納入会員、協力頂いた広告提供者など関係方面などに配布した。また一部は実費で有料配布し、残部は30部あまりとなった。記念事業費と広告収集で経費を賄うことができ、広告収集に協力頂いた会員らの皆さんに感謝している。

6.交流イベントへの取り組みなど
(1)上田真田まつり(4月26日)梅后流江戸芸かっぽれ連120人が東京から参加、地元の笑楽会メンバー30人とあわせ市内中心部で踊り、祭りを盛り上げた。上田城跡公園での式典には役員を中心に5人が参加した。
(2)信州上田千曲川大花火大会とジャガイモ掘りツアー(8月5、6日)花火大会には会員16人と地元ふるさと会から8人が参加。商工会議所から6マス購入し千曲川畔での花火打ち上げを堪能した。翌日のジャガイモ掘りには地元組と合わせ20人が参加。これより先の7月26日には「上田わっしょい」に江戸芸かっぽれ連とまつり審査員を出張させ協力した。また9月には「真田幸村日本一ねぶた祭り」にも会長はじめ役員が参加した。
(3)うえだみどり大根収穫祭(11月9日)バスツアー組とふるさと会参加者を合わせ約25人が参加。信州うえだファームではJA信州うえだへの農事研修生と交流した。
(4)「上田法人会」「赤松小三郎顕彰会」「米熊・慎蔵・竜馬の会」に協力し、上田の民間団体との交流を深めた。また、総会での特別決議「ふるさと納税で『上田先人館』建設推進を目指そう」に伴い、上田市長、市議会議長などに上田先人館の建設について要請した。
(5)「真田丸」の大河ドラマ放映が決まり、会員への伝達、観光施策への協力を進め、28年1月からは上田に開館した「真田丸大河ドラマ館」のチケット販売やPR活動に協力している。
(6)信州上田フィルムコミッションとの連係を進めるとともに、東京で企画された山極勝三郎博士の映画「うさぎ追いし」のPRにも協力している。

7.農産物の特産化促進と斡旋
―地元上田の農産物の紹介、斡旋活動として信州上田ファームと協力、ネットによる「ふるさとフレッシュ便」販売は4年目で継続して促進した。フレッシュ便は6月〜9月に行い、その後、うえだみどり大根とリンゴジュースなどの販売にも協力した。10月の秋の集いでは初めて参加者全員に「うえだみどり大根」を配布し宣伝した。

8.在京各ふるさと会との交流―
丸子会、真田町の会、長和会、青木会、東御市の会、小諸会などと交流活動を活発化した。真田町の会とはゴルフを合同で実施している。

9.首都圏での上田PR活動への協力
 
上田市観光課やJA信州うえだからの連絡を受けて、東京・練馬区や横浜市、鎌倉市、多摩プラーザ、埼玉県などでの上田PR物産展への会員の参加を呼びかけ、PR活動に協力した。            
10.各部会の活動
 @カラオケ部会 毎月1回、約20人が毎回参加して楽しんでいる。会場を一時新宿に移したが、再び赤羽に戻り活動している。
 Aゴルフ 春秋2回のコンペを真田町の会と合同で約30人が参加
 B異業種 偶数月の例会4回開催 会員などから講師を選び意見交流をしてきたが、10月の第4回の後、アンケート調査を行い、その結果に伴い会員の高齢化、参加者の減少から当分の間休止することになった。会員の自由な懇談を行うサロン的な会合も検討していく。
 Cコスモス会 JA信州うえだの要請にこたえ、銀座NAGANOで花のアレンジメント講習会に会員の参加を呼びかけ参加した。また、記念誌編集の広告収集などに協力した。
 D三遊亭鬼丸後援会 内幸町ホールで開かれる「鬼丸独演会」を後援。
 Eカラオケ部会に参加している歌手岩田美智子さん、山口のり子さんの応援
 F会員のオペラ歌手中澤公子さん、前進座「上沢美咲・小林祥子後援会」、落語立川談慶師匠、バイオリニスト中澤きみ子さん、女優土屋貴子さんらの応援に、新たに上田千曲高出身のコメディアン、ブッチー武者さん応援が加わった。

(以上)